2015/08/03

いざ下剋上!?

どうもこんにちは、冬はこたつにこもっていたせいで脱水状態になりかけ、挙句最近はエアコンを効かせすぎるせいで喉をやらかしかける学習能力欠如の現代っ子、ブログ担当の吉井です。
ただこの現代特有の体調不良、クーラー病というらしいですね。正式な病名じゃないらしいですが、外の中の温度差で自律神経が乱れてしまうんだそうです。なにやらよく分かりませんがエアコンの温度は28℃にしましょうということです。

さて皆さん、突然ですが去年の今頃は何をされていましたか。
やっと突入した夏休み、それぞれ自由にやりがいのあることをしていたのではないでしょうか。
バイトや旅行や留学、あるいはディベート。ぼくは日中ディベート夜バイトというスケジュールを計画性もなく組んだ結果夏休み週4で自大学の同期に会っていて、彼曰く「家族より会ってる」と口説かれそうになりました。

以前も書きましたがディベート界は夏休みからとてもアツい時期に入ります。
東京大学主催の1年生初のブレイク制導入の銀杏杯や首都大東京主催の上級生と下級生がチームを組む高舘杯、海外ディベーターと一緒にレベルアップを目指すADI…等など。
もちろんJPDUも負けてはいられません(謎の対抗意識)。
残暑を感じる9月上旬に行われる国内最大規模のBPスタイルの大会、JPDU Autumn Tournament(通称:秋T)を控えているのですから!

シーズンがBPスタイルに移行して間もない大会とあって、ブレイクや優勝を虎視眈々と狙う上級生はお互いに切磋琢磨しながら日々の練習に打ち込んでいると思います。

ただ、例年この大会、1年生ペアでの出場はあまり多くないのです。
銀杏杯の練習時期と被っていたり留学やディベート以外のことで忙しかったりするからでしょうか。

そこで今回は、去年の秋Tに1年生ペアで出場したICUの萩本千晶/山崎千鶴さんに去年の秋Tの感想・1年生へのメッセージをお聞きしたいと思います!


萩本千晶さんの場合~

 どーも。国際基督教大学の2年の萩本千晶です。最近名前の千晶を「千秋」と間違えられることが多くてちょっとヘコんでます笑。  それはさておき、今回は一年生で秋Tに出ようか悩んでいる子のために去年の秋Tに一年生で出た先輩として秋Tに出て良かったこと、悪かったことなど語りたいと思います‼︎  良かったこととしてはやっぱりディベーターとしていい経験ができたことですね。秋Tに向けての練習や大会本番では、上級生とたくさん一緒のラウンドでディベートできたので、とても勉強になりました。この時期の一年生が持っていない知識やargument の見せ方、発想力、立論の深みなどを身を持って実感できます。また、先輩達が自分のargumentにrefuteする際にとても効果的な反論をしてくださるので、自分のargumentのどこがどう足りないかがラウンド中にハッキリとわかりました。一年生だけのラウンドだと弱い立論でもあまり切られずになんとなく勝ってしまうことも多かったですが、上級生とのラウンドだと下手な立論をしたら簡単に切られてしまうので、「どうやったら簡単に切られないか」などと考え、より正面からモーションと向き合えた気がします。モーションは一年生大会では出ない難しいのが出たりして苦労しましたが、その分その分野の知識が増えてそれからのディベートに役立ったりしました。また、先輩達と戦い続ける過程で前より度胸がつきました。最初は一年生だけで先輩と戦うのは初めてだったのでビビってましたが、段々慣れてきて、先輩のargument に噛み付いたり、POIなども積極的に立ったりとできるようになりました。ディベートにおいてどんなに強いとされている相手でも、臆することなく立ち向かっていくことが大切なので、そのような姿勢で挑められるようになったのは大きな収穫だったと思います。  悪かったところは当たり前ですが結構負け続けたのでちょっと萎えました笑。まだこの時期にはBPに慣れていないし、知識も不足していたので、4位を取ることはしょっちゅうでしたね。勝ちにこだわる一年生にはちょっと向いてない大会かもしれません。また、秋Tのタイミングが私の場合はちょうど梅子杯のエリミネーションの一週間前ぐらいだったので、エリミネーションに向けての練習ができなかった感じはしました。梅子杯はNAの一年生大会で、一大学から2チームしか出せないので多くの大学では一年生で部内戦をやらして、その内の上位4人に出場資格を与えています。多くの大学ではPM、LOスピーチのスピーカースコアの点数で順位付けをするので、秋Tの練習は梅子エリミネに向けてはちょっと効率が悪いかもしれません。秋Tが行うディベートのスタイルであるBPはどのスピーカーもPM、LO以外のロールもやらされるので。まあ、例えロールが違ってもスピーチの練習になることは変わりないので、決して無駄になることはないですし、上にも書いた通り上級生と戦う機会が多くなり、その経験がエリミネに生かされるので、特に不利になるとは思いませんが。  一年生の段階で秋Tに出ることには色々な意見があると思いますが、私は秋Tに出れて良かったと思っています。ディベーターとして成長でき、先輩方とのラウンドをやっていく過程で議論が深まっていくことの楽しさを実感できました。少しでも興味があったら挑戦してみることをオススメします‼︎


~山崎千鶴さんの場合~

 こんにちは、国際基督教大学二年の山﨑千鶴です。Freshman向けに秋Tの経験談を語ってくださいとのことだったので、去年の秋Tで、私が主に感じたことをコメントと顔文字で表現しつつ話しますね、興味があったらサラッと読んでください( *´艸`)

「下剋上だ!(; `д・´)
 私の秋Tのモチベーションは正直この一言につきました。秋Tは今までの一年生向けの大会とは違い、どちらかといえば上級生向けの大会です。こわい(強い)先輩方に囲まれながらディベートしていて個人的にはびくびくしつつも、「でもそんな先輩に勝ったらすごくない?…下剋上だ!」と強気な感じで先輩方に立ち向かいました。まぁ結果はお察しのとおりではありますが、この気持ちのおかげで最初は2位とかとって「一年生だからって必ずしも負けるわけじゃないんだ」「後輩だから先輩に勝てないってことはないんだ」ということを学びました。そこまで構えなくても、秋Tは1年生だからこそ、語弊はあるかもしれませんが気楽に参加できる大会なのかもしれません。意外と先輩のほうが下剋上されて怖いものなのだろうと今年身をもって実感しております(;´∀`)

「先輩( ゚Д゚)
 いつもICUDSの部室でスマブラをやっていた先輩方がガチでディベートをやっているのを見るのは私にとって意外とこれが初めての機会であったように思います(汗)とりあえず秋Tは自分どうこうより先輩方の姿が非常に印象深かったです。先輩方とラウンドで正面対決したときや先輩方がGrand Finalに出ているのを目の当たりにしたとき、単純に強くなりたいと思いました。自分がディベートを続けたその先にはこのように、自信をもって自分の納得のいく話をできる人間になりたい、とも思いました。みなさんがディベートを始めた理由は様々だと思いますが、ディベートを続ける価値が本当にあるのか、ディベートを続けたらどんな自分になれるのか、上級生が真剣に競い合っている秋Tだからこそ先輩方を通じたり、ラウンドを通じたりして、何かを垣間見ることができるかもしれません。


 去年は秋T、一年生が少なかったので今年は増えてくれるとうれしいかも…なんて期待をこめて話を終えます。ありがとうございました。



なるほどなるほど…お二方お忙しい中本当にありがとうございます。
1年生だしBPは早いかも、先輩達相手は怖いし…と思っているそこの1年生!
秋Tは先輩ディベーターから技術やノウハウを盗んだり憧れの先輩と相手サイドで戦ったりできる絶好のチャンスかもしれません(笑)
下剋上、なんてカッコいい響きをタイトルに持ってきましたが、夏休み練習してきた自分達の実力を思う存分ぶつけるのにこれほど整った舞台があるでしょうか(笑)
次の冬Tや国際大会に向けて弾みをつけたい、BPをやってみたい!知りたい!と少しでも思っていただけたら、また1年生の出場者が増えたりしたら、ぼくはとても嬉しいです。




※蛇足ですが、秋Tのインビテーション締め切りは明日までとなっておりますので1年生の皆さん、急いで先輩に連絡しよう!笑



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