バリから帰国して早1ヶ月。しかし、未だにリゾート常夏気分が抜けず、毎日学校に海に行くような格好で登校していたら、友達についにパジャマのほうがマシだよって言われるようになってきたブログ担当の大原です。
悲しいのでもう浜辺にテント張って住みたいです。
悲しいのでもう浜辺にテント張って住みたいです。
そろそろみなさん試験が目前に迫ってきて現実逃避したい時期じゃないでしょうか?
きっと私だけではないはずです。はい、そこのあなたもそうでしょ?
そんなみなさんに是非息抜きに読んでもらいたく思い、今回は前回のVer. 1に引き続き、バリでの取材内容をまとめてみました。
今回はなんと今年のUADCの優勝校のIIUMと準優勝校のUT Maraを直撃取材してきました!(ちなみにGFは5-4 Splitという超接戦でした><)
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1, UT Mara(Universiti Teknologi MARA)
今年の準優勝校です。ちなみにGrand Final Best SpeakerはUT MaraのDLOでした。
昨年2014年度のAsian BP(Asian British Parliamentary Debating Championships)のチャンピオンでもあるマレーシアのディベート強豪校です。
今回はそんなUT Maraの現在のPresidentのJayに取材してきました!
快く取材を引き受けてくださりました! |
普段の練習は週二回で、時間は17:00~23:00くらい。
めちゃくちゃ長いですね、6時間も練習してるそうです。
昨年度UADC 2014のベストスピーカーだったMaizura Mokhseinがコーチをやっているらしく、コーチの存在が非常に大きいそうです。
部の特徴としては、部員それぞれが自分なりのモチベーションの上げ方や目標を持っていること。ブレイクすることや優勝したいという人はもちろん、多くの部員は自分たちにも関わる話題に関してディベートをするだけではなく、そのあとのディスカッションなどを通じて知見を広げ、より世界のことを学ぶことに非常に高い意欲を持っているそうです。
前半はディベートをし、後半はリフレクを含めたディスカッションをみんなでするそうです。
必ずしも、ディベートという競技を"ディベート"としてのみ捉えるのではなく、違う角度から見てみることによって、新たなモチベーションが生まれるかもしれませんね。
(クロージングセレモニーの時間が迫っていた関係で内容が少なめでごめんなさい)
2, IIUM(International Islamic University of Malaya)
今年の華麗なるチャンピオンのIIUM。
今回私が取材させていただいたSaddiqはUADC 2015のBest Speakerです!
本人は一番右です。優勝かっこよすぎました。 |
普段の練習は月曜日と水曜日の週2回で、20:00~23:00。意外と短めですね。
月曜日は主にSkill Sessionというものをやってからディベートの試合をやり、Rebuttalなどの集中練習をしたり、アウトプットの練習をやる日。
Skill Sessionは簡単に言うとレクチャーのようなもので、Beginner, Intermediate, Advancedと3段階にレベル分けされているそうです。クラスは上級生やコーチが各部員のレベルを見て決めるそうで、功績や頑張りによりクラスが上がったりもするそうです。
入れ替え制があるのでみんなモチベーションが高く、気を引き締めて頑張っているそうです!
このSessionはコーチが教えています。コーチはOBOGはもちろん、上級生でもコーチとして正式に雇われることもあるらしく、実際にまだ4年生ですがSaddiqはコーチを務めているそうです。
レクチャーはコーチが一方的に教えるものではなく、みんなを取り込む感じのengagingで活発なスタイルを目指しているのだとか。みんな活発に取り組んでいるそうです。
水曜日はインプット中心の練習。いま激アツなトピックやニュース、見つけた記事や大会で出たモーションについてディスカッションをする日。一週間前にトピックが3つくらい発表されて、それを各自調べてきたり考えてきて、みんなでどんなモーションがこの話題から予想されるか、どんなexampleが使えるかなどを考え、話しあうそうです。
なんと、IIUMの練習では宿題も出ます!
WUDCなどの大会の動画を家で見てきて、勝敗を考え、RFDを考えるという内容です。ここまで言えばなんのことか明らかですよね。
そうです、ジャッジの練習が宿題として課されるのです。練習ではどうしても上級生やコーチがジャッジをする機会が必然的に多くなってしまうので、そのバランスを取るために宿題という形をとり、コーチや上級生が採点してチェックします。
IIUMにはユニークな点がたくさんあります!!!
まず、みんなが家族のように仲良しな点。先輩後輩は兄弟姉妹のように仲良し。
毎週末のようにみんなで遊びに行ったり、出かけているそうです。「ディベート外で親睦を深めるのも大切なんだよ」、と教えてくれました。みんな仲良いからこそみんなで頑張ろうという結束感が非常に強いのだそうです。
次に、みんな一年生で始めた時は全く英語を話せないような状態であったという点。彼らのディベートを見ていると、必然と高校生くらいからバリバリディベートをしていたのではないかと思ってしまっていたのですが、なんと大学に入ってからはじめて英語ディベートに触れたそうです。
三つ目に、ディベートの活動はすべてfull financial supportされているため、活動費はほぼゼロで、すべて大会参加費用は援助されているため積極的に大会に出場することができるそうです。
IIUMの練習方法はインプット、アウトプットのバランスが非常によく、無駄が全くない感じがしました。満遍なくいろいろなスキルを伸ばすことのできる練習方法は参考にしてみたいものばかりですね。
個人的にはディベーターとしてのディベートスキルとジャッジングスキルを両方練習できるのが魅力的でした。でも最も羨ましいのは部としての仲の良さと結束力でした。
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さて、2回に分けてお送りしたバリの直撃取材シリーズはいかがだったでしょうか?
普段知ることが滅多にできない海外大学の練習方法や雰囲気を知ることができ、取材しているわたしも非常にわくわくでした。
是非気になる練習方法があったら試してみてくださいね!
ではみなさん試験も元気よく乗り切っていきましょう〜。
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