今回は9月8日から9月10日かけて開催されたJPDUサマーセミナー2012について、ご報告させていただきます。
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今年のJPDUサマーセミナーは例年通り、国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催されました。毎年200名近くの方にご参加していただいておりますが、今年は例年よりも若干多い約220名の方に参加していただきました。参加者の出身大学も非常に多様で、関東や関西地方の大学だけでなく九州・中国・東海地方の大学からもご参加していただきました。参加していただいた大学の合計は33校で、例年にも増して大規模なセミナーとなりました。
参加していただいた大学は以下の通りです。(順不同)
青山学院大学、一橋大学、横浜国立大学、横浜市立大学、学習院大学、京都大学、九州大学、慶應義塾大学、広島大学、高崎経済大学、国際基督教大学、山口大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、神戸大学、創価大学、早稲田大学、大阪大学、大阪大谷大学、大阪府立大学、拓殖大学、津田塾大学、東海大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京女子大学、東京大学、東京理科大学、奈良女子大学、法政大学、名古屋大学
この度のセミナーではコースを従来の3つから4つへ増やし、「ディベート基礎」「NA」「BP基礎」「BP上級」をテーマとした4つのコースが開講されました。参加者の方には事前にディベート経験や希望コースをアンケートにて回答していただき、各コースの上限人数を考慮しながら、各コースへの割り振りが行われました。
コース4 BP上級では、フィリピンからSharmilaさん、マレーシアからTateさんをレクチャラーとして招待いたしました。スプリングセミナー(通称:春セミ)では毎年海外からレクチャラーを招いておりますが、サマーセミナーで海外レクチャラーを招待するのは近年なかった新しい試みとなりました。
オープニングセレモニーで挨拶をするSharmilaさん |
コースによって開講されるレクチャーは異なりますが、「ディベート基礎」のコース1ではディベートのルールやAREAについてのレクチャーが、「NA」のコース2ではRefutationやPrincipleなどさらに実践的な内容のレクチャーが行われました。また、「BP基礎」のコース3のレクチャーではRightsやInternational Relationsなどのマタ-やBPのジャッジングについても扱われました。
レクチャーの様子(コース1 ディベート基礎) |
レクチャーの様子(コース2 NA) |
レクチャーの様子(コース3 BP基礎) |
レクチャーの様子(コース4 BP上級) 左:Sharmilaさん 右:Tateさん |
レクチャーの合間には参加者同士の練習試合があり、参加者にとってはレクチャーで学んだ知識を実戦で活用する場となりました。違う大学の方といきなり組んでディベートをするのは簡単ではなかったとは思いますが、ディベートを通して交流が深まったのではないかと思います。また、参加者の方々は皆さん非常に熱心で、ラウンドの後、ジャッジから細かいフィードバックをもらおうと廊下やGHQ前で話し込んでいる姿が印象的でした。
レクチャーや練習試合の他に、ディベート経験豊かなディベーターによる「モデルディベート」、SharmilaさんとTateさんによる「トークショー」、ディベーター同士の交流を目的とした立食形式のパーティ「レセプション」が開催されました。
SharmilaさんとTateさんのトークショーでは、お二方のディベート経験のみならず、ディベート以外の趣味や将来の夢などについてもお話していただきました。「日本人ディベーターに対するアドバイスはありますか?」という質問が出た際には、様々な国のディベーターを教えた経験のあるレクチャラーとして、日本人ディベーター特有の強み・弱みについて客観的な考察をお話いただき、非常に興味深いトークショーとなりました。
トークショーの様子 |
2日目の夜に開催されたレセプションはディベーター同士の交流を深めるための立食形式のパーティで、日本全国から集まったディベーター、ジャッジ、レクチャラーが交流する機会となりました。レセプション中は「お絵かきゲーム」「名前ビンゴゲーム」が開催され、優勝したチームには豪華な商品が送られ、大盛り上がりとなりました。毎年恒例となっているJPDU製作のムービーも上映され、皆さん楽しい一時を過ごしているように見受けられました。
レセプションの様子 |
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JPDUサマーセミナーは「夏セミ」の愛称で親しまれ、その歴史も非常に長いですが、この度のJPDUサマーセミナー2012では、以下の様な今までにない新しい取り組みが行われました。
・コースを従来の3つから4つへ拡大し、参加者のニーズをより細かく捉える
・海外レクチャラーを招致し、より高いレベルのディベートへ触れる機会を提供する
(コース4の開講、モデルディベート及びトークショーの開催)
・公式ウェブサイトを設立し、セミナー関連の情報を分かりやすくお知らせする
・オリジナルTシャツを販売し、セミナーの体験をより思い出深いものにする
・様々なコスト削減に取り組み、参加費の引き下げに努める
(昨年:16,000円→今年:13,500円 [コース1~3]、15,000円 [コース4])
・セミナーに参加しやすくなるよう、参加登録締切日を例年より遅く設定する
(昨年の締切日:7月22日→今年の締切日:8月28日)
JPDUはディベーターの方々により良いセミナーを提供できるよう、毎年改善を重ねています。今後も皆さんのご意見やご要望をお待ちしております。
参加者の方にはアンケートへの回答をお願いしております。
今後のセミナーをより良くするためにも、ご協力の程よろしくお願いします。
アンケートへ回答する
長くなってしまいましたが、JPDUサマーセミナー2012のご報告は以上となります。
それではまた、次回の更新で。
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