2013/10/24

JPDU Autumn Tournament 2013が開催されました


 
こんにちは。今回は914日、15日に開かれました、28th JPDU Autumn Tournament(通称秋T)の報告をさせていただきます。
 
今年の秋T1日目の予選は横浜市立大学、2日目の本選は国際基督教大学をお借りして開催されました。昨年度から秋Tは世界大会などで採用されているBP Styleで行われるようになりましたが、今年もこのBP Styleを採用して行われました。
今年は去年の67チームよりも遥かに多い83チーム(166)が参加し、ジャッジでは67もの方が参加され、大変規模の大きい大会となりました。
 
(JPDU HPより参照)
 


Champion決定の瞬間
 
 
決勝の様子(写真はUT Bの二井谷さん)
 
 
気になる結果は以下の通りです。
Champion
 Hit-U A (一橋大学) Noritaka Kon / Shin Eto
 
Grand Finalist
 UT B (東京大学) Yusuke Niitani / Fumiko Hirasawa
 ICU B (国際基督教大学) Kohki Sasaki / Hitomi Takai
 WAD D (早稲田大学) Ryosuke Takahashi / Masanori Hayashi
 
Semi Finalist
 ICU A (国際基督教大学) Hirohito Asai / Takuto Kobayashi
 UT A (東京大学) Daiki Komatsu / Chikara Mizokami
 UT H (東京大学) Kowa Niikura / Toshinari Ishikawa
 UT I (東京大学) Kuwa Inokuchi / Tomoaki Tanaka
 
Quarter Finalist
 Hit-U X (一橋大学) Max Crylov / Tomoya Yonaga
 ICU C (国際基督教大学) Naoko Arai / Marina Nakamura
 ICU D (国際基督教大学) Shunichi Arai / Takahiko Kondo
 KDS A (慶応義塾大学) Mitsushi Ono / Yuki Oka
 Seikei A (成蹊大学) Naoki Iwasaki / Wataru Hotta
 TMU B (首都大学東京) Hiroki Nakajo / Haruka Kozen
 UT G (東京大学) Akira Kato / Yasufumi Tozuka
 WAD B (早稲田大学) Shingo Fujita / Tatsumi Uchiyama
 
Pre-Quarter Finalist
 AGU A (青山学院大学) Keisuke Takashima / Kentaro Asai
 Hit-U F (一橋大学) Chihiro Sato / Rie Yamada
 ICU E (国際基督教大学) Emiko Imori / Ken Kuroki
 Sophia B (上智大学) Masashi Yamazaki / Yo Kojima
 Titech B (東京工業大学) Fumiaki Todo / Heishiro Kanagawa
 Titech C (東京工業大学) Daichi Kikuta / Naoki Enomoto
 UT F (東京大学) Masahito Omori / Taiju Aoki
 WAD A (早稲田大学) Yuki Kawana / Kosuke Morikawa
 
一橋大学が4月に行われた27th Tournamentに続き、優勝の栄冠を手にされ、一橋大学の強豪ぶりがさらに強調された大会でもありました。Hit-u Aのお二方本当におめでとうございます。
 
今回は2年生だけで組まれたチームが4チームブレイクしたことも特筆すべきであると思います。ハイレベルの戦いの中、2年生が勝ち上がっていったことはこれからのディベート界もとても期待できることが示されているでしょう。
 
また今回は先輩・後輩で組むチームも多く見られましたね。先輩である上級生が練習や実際の大会を通じて、下級生へディベートのテクニックを教えたり、自らのスピーチでノウハウを体現しているしている姿が非常に印象的でした。
 
Grand Finalist UT B(東京大学) 左:二井谷さん 右:平澤さん
 
 
Grand Finalist WAD D(早稲田大学)左:高橋さん 右:林さん
 
 
Grand Finalist ICU B(国際基督教大学)左:高井さん 右:佐々木さん
 
 
 
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さて、今回は、新しい企画として、Championへ大会までや大会中を振り返っていただくインタビューをさせていただきました。今回はHit-u Aとして優勝された、一橋大学の衛藤新さんにインタビューをお願いさせていただきました。
 
Champion 決定の瞬間のHit-u A(一橋大学) 左:衛藤さん 右:今さん
 
 
表彰の様子 左:衛藤さん 中央:今さん
 
 
Q.秋Tという大きな大会で2年生にしてChampionになられたわけですが、今回の勝因はご自身ではずばり何だと思われますか?
 
A.一言で言うとパートナーの今さんのおかげです笑。でもそれ以外だと普段から質の高い練習を重ねたことだと思います。今さんと出場することが決定したのが秋T1ヶ月前で、お互い予定等があったことに加えて、インナーでの練習日程があまり確保できず、ただなんとなくやったら練習不足になることはわかってました。だから早い段階から他大の秋Tのチームと対戦して本番を意識した練習を行って1ラウンド1ラウンドを大切にしました。
 
Q.秋Tの練習を行っていく中で、パートナー間や、ご自身で工夫したことなどはありますか?
A.以前出た大会に比べて、マター等よりも勝つためにプレパやラウンド中にどうすれば良かったかということを重視しました。その中で次の練習で意識することを決めて、それを色々試しながら少しずつ良くしていくって感じです。例えばCOWhipから新しい分析とか出すと印象悪いんで、MOの段階はコンストを優先させてあまりメタディベートに走らない等決めて、本番までチーム全体で意識していました。
 
Q.普段ご自宅ではどのような練習をされていますか?
 
A.自宅ではその日に練習でやったラウンドの復習とか気になってた言葉等を調べてます。でも正直自宅でやろうとしても疲れててあまり出来ないです笑。それよりは通学時間が長いので、その間に音源を聞いたり、調べものしたり、後は大学で暇な時に「あのラウンドはこういうこと言えたな~」や「こういう分析何かに使えないかな~」って考えてます!
 
Q.Tのラウンドで練習の成果を生かすことはできましたか?
 
.ある程度生かせたんじゃないかなって思います笑。ただせっかくなのでこれからの大会でも生かしていきたいと思います!
 
Q.秋Tへ向けての練習、大会を通して得たことや学んだことなどはありますか?
 
A.他大の練習に参加させてもらった時に、普段なら戦えないレベルの高いラウンドに入れさせてもらったりしました。不思議なもので最初は手も足も出ないんですが、数を少しずつ重ねれば慣れていきました。だから秋Tのブレイクラウンドでも落ち着いてプレパ、スピーチすることができました。人前だと緊張しっぱなしだった少し前の自分に比べてそこが一番成長したと思います。
 
Q.最後にブログを読んでいる練習方法に悩んでいる1年生や2年生の方にアドバイスなどがありましたらお願いします。
 
A.僕は1年生の時の梅子杯の部内のエリミネで12人中で二桁順位でした。今上手に越したことはないですが、そこまで重要ではない気がします。
伸び悩んでいる人に練習方法としてオススメなのが、他大の練習や練習会に多く参加するとインナーの練習よりも相対的に得られることが多いと思います。また上手な人や他大の人と組む、もしくはその人のプレパを見てみるとかも良いと思います。それを通じて得たことなどを自分の練習で生かすことを重ねれば良いと思います!
 
衛藤さん、お忙しい中インタビューへのお答え、ありがとうございました!
練習方法や工夫されたことなどをお答えいただいて、とても参考になりました。常に努力を重ねている衛藤さんの熱心さが伝わってくるインタビューでした。ぜひ皆さんも衛藤さんのアドバイスを参考になさってみてください。

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審査委員長からの講評の様子 左:富永さん
運営委員の集合写真
 
次のJPDU主催の大会はディベート歴2年未満の方に参加資格が与えられるBP Noviceです。どのようなチームが栄冠を手にするのか今から楽しみですね。では今回のブログはこの辺で!



 *ブログ更新時、東京大学の二井谷さんの漢字が間違っておりました。お詫びして訂正いたします。

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