2016/07/29

Japan Pre-Australs 結果報告とTD・Supervisor の寄稿文

うだるような暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この時期特融の湿気地獄と日々格闘しつつ、期末テストに追われているブログ担当の田子です。

今回は先日お茶の水女子大学にて開催されたJapan Pre-Australs の結果報告と、今大会にて初Tournament Directorを務められた慶應義塾大学の石原麻紗子さん、Supervisorを務められた神奈川大学の吉井遼太さんの寄稿文を掲載させていただきます。



①大会結果報告


【Team Prizes】
Champion
老害の極み乙女 (Kowa Nick Niikura, Max Crylov, Tomoya Yonaga)

Grand Finalist
学芸国際 A (Masaru Urano, Keita Kurita, Sho Masuda)

3rd Best Team
InFidel Castro (Julius Cueto, Jayvee Salud, Chikara Mizokami)

4th Best Team
Illegal T Point Card Collectors (Mitsushi Ono, Sayaka Rose Nakano, Allison Cruyff Flores Ladero)

5th Best Team
ハリーポッターと秘密の七海 (Nanami Hara, Kenshin Nakahara, Yuki Oka)

【Best Adjudicators】
Best Adjudicator
Shingo Fujita (WAD)
Sawa Takehara (ICU)

3rd Best Adjudicator
Ken Kuroki (ICU, UT)

4th Best Adjudicator
Kaicho Tokunaga (UT)

5th Best Adjudicator
Toshinari Ishikawa (UT)
Tubasa Goshiro (WAD)

【Best Speakers】
Best Speaker
Yuki Oka (ハリーポッターと秘密の七海)

2nd Best Speaker 
Mitsushi Ono (Illegal T Point Collectors)

3rd Best Speaker
Keita Kurita (学芸国際 A)

4th Best Speaker
Max Crylov (老害の極み乙女)

5th Best Speaker
Sayaka Rose Nakano (Illegal T Point Collectors)
Sho Masuda (学芸国際 A)

【Team Name Prize】
ハリーポッターと秘密の七海


②TD寄稿文

こんにちは、慶應義塾大学2年の石原麻紗子です。この名前、どこかで聞いたことがある・・・?とお気づきになられた皆様は、JPDUブログ読者なのですね。本ブログにお邪魔させて頂くのは2回目ということで、恐れ多いですが大変光栄です。

 さて、私は626日に開かれたJPDU Pre-Australs 2016(以下プレオー)Tournament Director (以下TD)を僭越ながら務めさせて頂きました。今回はその事について少し述べさせて頂きます。



TDをやってみての感想

 正直に言って、非常に大変でした笑 今まで私は大会運営というお仕事に1回も関わったことはありませんでしたが、これまで皆様がここまでの量の仕事をこなされて大変を運営されてきたということを、身をもって感じる機会となりました。大会開始前は(TDの場合)会場探しやAC選定・大会中は次々と起こるハプニングに対処しつつ時間との闘い・・・プレオーは1日大会であったので、2日間大会などを運営される方々はこれ以上の仕事があると思うと脱帽というかなんというか、尊敬の気持ちでいっぱいです。

 しかしそんな中で、今回は色々な人の助けがあって大会が運営されていることも実感できました。最初から最後まで一緒に頑張ってきた正規コミのみなさん (特にsupervisorのかえるさんには大変お世話になりました)、当日コミのみなさん、会場関係でお世話になったお茶の水女子大学のひさよさん・警備のみなさん・・・挙げていくときりがありません。

 結論を申し上げますと、TDをやってみてよかったなーとしみじみ思いました。大変だった以上に充実していました(closing ceremonyで皆様から拍手を頂いたとき・お花を頂いたときは心の中で感動していました)。大会をいつもとは別の視点から見れたことも、非常に勉強になりました。この経験は、今後ディベータ―としての人生の中で印象に残る経験の1つになるかと思われます。



②今後の目標

 これは割と自分の中でクリアでしかありません。運営の皆さんの大変さを、もっと多くの人に知って頂くことです。正直に言うと現状では、運営側にはAC陣にスポットライトが当たり、その他の運営メンバーには残念ながらそこまで注目がいっていない気がします。私がディベート界をきちんと見ておらず現状が違う/現状認識が合っていたとしてもその理由は運営メンバーの皆さんがあまり目立ちたくないから、という可能性ももちろんありますが、もし私の仮説があっていた場合、想像以上の苦労があるのに知ってもらえないのは少し寂しいなと思います。運営に少しでも携われた身としては、仲間とそういう話をするなりなんなりしてもっとこのことを周知させたいなというのが今後の目標です。



最後に、運営なり参加なりで一緒に大会を作って下さった全ての皆さんに感謝の言葉を述べさせて頂きたいです。頼りないTDだったかと思いますが、無事にプレオーを終わらせることが出来て、感謝しています。本当にありがとうございました!





③Supervisor寄稿文

初めましての人は初めまして、いつもお会いしている人はどうも、最近お会いしていない人はお久しぶりです、神奈川大学4年の吉井遼太といいます。

 まさか自分がここの文章を依頼されるようになるとは思いもよらず、何を書けばいいのかあたふたしていますが、ここに文章を書くのはすごく懐かしい気分です。というのも、ブログ記事を遡っていただければお分かりの通り、去年ブログ担当として色々な記事を書かせていただいたからです(なお途中で諸般の事情により失踪しましたが詮索しないでください)

 去年のブログ担当と久闊を叙したい気分もそこそこに、先月末にJPDU主催で開催されたJPDU Pre-Australs 2016Supervisorを務めさせていただき、またその感想文をとのことですのでなるべく生産的な内容をつらつらと書いていきたい所存です。



内容としては

0.はじめに

1.Supervisorとしての感想

2.これからのディベート界に向けて(主に下級生に向けて)

を書いていこうと思います。



0.はじめに

 まずは大会に参加してくださったディベーター、ジャッジ、大会運営に尽力してくださった正規・当日コミ、Adjudication Coreの皆様、本当にありがとうございました。特に本大会はOBOGの方が多く参加され、現役生と交流できる数少ない(?)大会の一つであると思っているので、参加された皆様にとってPre-Australs 2016が楽しい記憶となっていれば幸いです。

 

1.Supervisorとしての感想

 (1)Supervisorとはなんぞや

 簡単に言ってしまうと、正規コミがきちんとお仕事できているか見守るお仕事、です。本大会はコミの登竜門として知られ(ているのかは定かではありませんが)2年生を中心に初めてコミを経験する方が多い大会です。そのためコミ慣れしていない正規コミの人たちにアドバイスをしたり指示を出したりしながら大会運営を陰ながら導くのがSupervisorの主な仕事です。

 僕自身去年2回目のコミを経験した際に当時のSupervisorに色々とご鞭撻をいただきました。そこから1年経った今、8回目の正規コミとしてSupervisorをしているのは感慨深いの一言に尽きます。



 (2)準備期間〜大会当日の運び

 などと書くとさも本Supervisorは非常に優秀で指示出しやコミへの指導が的確な圧倒的カリスマコミッティーのような印象を与えてしまうのですが、実際準備期間から当日を含めても僕の想像していたような忙しさや大変さはありませんでした。

 というのも本大会の正規コミ、僕必要ですかね?と度々思わされるほど優秀だったからです。自律機動型コミッティーとでも呼べばいいのでしょうか、こちらから指示を出さずとも(もしくは指示を出した時点ですでに)仕事が終わっていたり、色々と質問を投げてくれたからです。確かに細かな指示は必要でしたが、臨機応変に対応してくれるあたりキャパの広さを感じました。



.準備期間

 普段の大会運営より早めの締め切り設定を設け、作業が前後してもいいようにしていたのですが、結果的に功を奏したのかなと思います。というのもやはりコミを初めて経験するだけあって多少の遅れや作業の抜けがでてきたりしたからです。

 とは言っても全体を通して非常にスムーズでした。一番懸念していたのは(毎大会のことである)大会会場確保とCA選出でしたが、前者はかなり早い段階で、後者は(かなりギリギリになってしまったものの)無事素晴らしい方に務めていただくことができたのでホッと胸を撫で下ろしました。



.大会当日

 大会当日に関しても、タイムスケジュールがギリギリの中、様々なトラブルを抱えながらも弱音一つ吐かずに果敢に自分たちの仕事を全うしてくれていました。大会終わりにガストにて無事打ち上げを行うこともできたので良かったです。



(3)感想

 Supervisorをやって良かったと同時に、まさか自分がSupervisorをやれるとは、というのが大会を振り返っての感想です。

 前者に関しては、正規コミと参加者の中間に位置する(と自分では思っている)Supervisorとして成長していく後輩たちの背中を間近で見守ることができて何よりです。今後の大会運営を担っていく世代の育成に少しでも力になれたのであれば、僕がSupervisorをやったことに意味はあったのかなと思います。

 後者に対する思いとしては、Supervisorをやっていく中で去年の自分を思い出したからです。当時ディベート界にほとんど知り合いがおらず、またコミとしても駆け出しの素人だった自分が1年後にこんなありがたい職を務めることになるとは、当時の自分に言っても信じてもらえないことでしょう。

 

 みなさんの温かい支えのおかげで無事大会を、Supervisorとしての職を終えることができました。

 自分語りで終わらないために、ここで皆さんにお伝えしたいのは「続けてみる(やってみる)と意外と楽しいこと/いいこともある」という(なんともざっくりした)ことです。ただ僕は、この言葉を頭の片隅に置いておくと大抵の葛藤や苦悩は長期的に考えると割となんとでもなるのかな、と思っているのでこのざっくりさは大事です。



2.これからのディベート界に向けて

 などという書き方をすると仰々しくなってしまうのですが、伝えたいこととしては、「何か(新しいこと)に挑戦し続けて欲しい」というこれまたざっくりしていて申し訳ないことなのですが、色々なことをまとめてしまうとそういうことです。

 コミであれ、ジャッジであれ、ディベーターであれ、誰かと比べて自分を卑下するのではなくて、過去の自分と比べて今自分がどうありたいかを考えて、何かに挑戦することにためらいを持たないでほしいです。

 個人的に現状維持は後退と同義だと思っていて、だからこそこの1年間で(おそらく過去の自分が見たらびっくりするほど)色々とやらせていただくことが出来ました。それは時には大会のTDであったり、ジャッジであったりディベーターであったりと様々ですが、少なくともやってきてよかったと思います。

 ジャッジの後進不足やコミの後継不足が方方で叫ばれる昨今だからこそ、理由や動機が小さかろうと不純だろうと、やってみたいと思ったらやってみることをおすすめします。前述のように、やってみると案外楽しいことがあるからです。ディベーターでイマイチ思ったような成果が出ない人が神ジャッジとして爆誕したケースをいくつも知っていますし、その逆もまた然りです。中には卓越したコミの才能を持っていらした方もいます(僕なんかではその方達を越えられる気配がまるでありません)。何が自分に向いているのかは実際に挑戦してみるまでわかりません。1st Speakerが好きでずっとやってきたけど、ふとした機会に2nd Speaker/Whipをやったらそっちの方が性に合っていた、ということも往々にしてあります。向き不向きや得意不得意は挑戦してみないことにはわかりませんし、だからこそ挑戦せずに(もしくは一度の挑戦だけで)諦めてしまうのは本当に勿体無いことだと思います。


 食わず嫌いをせず、面倒くさがらず()、跳ねっ返りを怖がらずに挑戦し続けてほしいという(説教くさい/ほぼ精神論的)文言で、Pre-Australs 2016の感想文を締めくくりたいと思います。駄文・長文にお付き合いいただきありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。






石原さん、吉井さんお忙しい中素敵な寄稿文をありがとうございました!
大会を表から、そして裏から支えてくださるコミのみなさん…かっこいいです…
参加されたディベ―タ―、ジャッジ、そしてコミのみなさん、お疲れ様でした!

1人じゃなくて、3人で。

梅雨が明け強い日差しが照り付ける今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?ブログ担当の田子です。

さて、例年ですとIXIAの管轄にて開催されていたGemini杯ですが、なんと今年はJPDUとの共催となりました。つまりJPDUブログでGemini杯を取り上げるのも初なんです!今回はGemini杯にて初ブレイクを経験したjointB

東京学芸大学 茂木麻希さん
東京学芸大学  蛭田千穂さん
一橋大学 梅澤美紀さん

に寄稿文を書いていただきました。


①大会結果報告

Champion
KDS E

Grand Finalists
Tokyo A

Semi Finalists
KDS B
Tokyo C

Quarter Finalists
ICU A
Kyoto A
Tokyo D
WAD A

Oct Finalists
Hit-U A
Hit-U C
ICU B
Joint A
Joint B
Osaka B
Tokyo B
WAD B

<Debater>
Best Speaker
Mayu Arimoto

2nd Best Speaker
Julius Cueto

3rd Best Speaker
Kotaro Asano

4th Best Speaker
Riko Ishimaru

5th Best Speaker
Mina Hamada

6th Best Speaker
Ryo Hiramoto

7th Best Speaker
Masako Ishihara
Minami Kurokami

9th Best Speaker
Hikaru Tsuzuki

10th Best Speaker
Hikari Tamura

<Breaking Adjudicator>
Brianne Tomoe Castillo Kim
Chiaki Hagimoto(AC)
Chikara Mizokami
Chow Chin Yi
Hana Muraoka
Hirohito Asai
Hiroyuki Shibuya
Kasumi Nogawa
Keita Kurita(AC)
Kentaro Hoshiba(AC)
Kiyoshi Kawakami
Kohei Arakawa
Kohei Toba
Kowa Niikura
Masahiro Hayashi
Masahiro Michigami
Mitsushi Ono
Nana Chishima(AC)
Nanami Hara
Naoki Enomoto
Niu Yihao
Nobuya Nishikawa
Ryo Hayakawa
Ryota Yoshii
Ryoya Kurauchi
Sawa Takehara
Shingo Fujita
Sho Masuda
Takashi Imai(AC)
Takuto Futamura
Takuto Toyama
Tamane Sasaki(AC)
Yohei Nakanishi
Yuki Takada
Yuki Tominaga



②寄稿文


みなさんこんにちは、東京学芸大学2年の茂木麻希と申します。今回、Gemini Cup2016に同期の蛭田とHit-Uの梅澤さんとともにjointBとして出場しブレイクを果たしました。今回はこの大会を通して学んだことを拙文ながら書かせていただきます。

私がこの大会で強く感じたことは「ディベートは一人でやっているのではない」ということです。ディベートは誰とやっているのか。それは自分のチームの仲間と相手チームです。そんな当たり前のこと?と思われるでしょうが、恥ずかしながら私は今大会までそんな根本的なことに気付けていなかったように思います。
いままでの私はディベートを自分対ジャッジの間でしか考えていませんでした。ラウンド後に振り返っていたことは、自分のスピーチの悪かった点足りなかった点で、そこを直すことがチームへの貢献になると思っていました。ですから、自分自身を悲観的に振り返って落ち込むことや不安の中でもがくことが多かったです。正直なところ、ディベートを楽しいとはなかなか思えず、自分が成長するために乗り越えるための試練のように捉えていました。
しかし今回の大会を経て、そのような向き合い方では進歩しないということに気付きました。自らの短所や相手の欠点に目を向けるばかりではなく、自分達のチームの強みや相手チームの長所を研究し、それを意識することが大切だということです。
まず、自分のチームメイトのよいところを知っているからこそ、その点においては信頼していたし、仲間がうまい議論を展開させたときには自分のことのように誇らしい気持ちになりました。また今回戦ったKyotoA, TokyoA, KobeD, Hit-UD, WADA、に深い尊敬の念をいだきました。アーギュメントの崇高さや一貫性、リフュートの切れ味やスピーチの上手さ、見習いたいと思う点がそれぞれあって、ラウンドが終わるごとに相手のチームの強さを吸収していくことを意識しました。そうしていくうちに、自分のスピーチ、チームのスタイル、ラウンドの質全体が徐々に上がっていく感覚を得ました。また、前向きにディベートそのものを楽しむことができました。
今回の大会で、あるジャッジの方に、「このラウンドは非常に見ごたえがあって最高によかった」と言っていただきました。それは単なるお世辞だったかもしれませんが、その時にディベートとの向き合い方を変える決意をしました。それは、ラウンド部屋にいるディベーター、ジャッジ、オーディエンスすべての人が楽しめて、熱くなり、わくわくするようなディベートをしようということです。まだまだ自分の実力が甘いことは真摯に受け止めて成長することを惜しまずに努力しようと思います。
最後に、練習や大会で戦ったディベーターの方、丁寧なリフレクやアドバイスをくださったジャッジの方、応援してくださった先輩方や同期のみなさん、特にチームメイトの二人に本当に感謝しています。
また、このような記事の投稿の機会を与えてくださりまことにありがとうございました。

東京学芸大学2年 茂木麻希


JPDUブログをご覧の皆様こんにちは。
東京学芸大学 2年の蛭田千穂です。
先日、同じ学芸大学の2年茂木と、一橋大学の梅澤さんとJointBとして参加させていただいた、Gemini杯について記事を書かせて頂きます。
恐らくほかの2人が大会当日まで苦労したことなどを書くと思うので、私は大会を終えた今、どうしていこうか、というフワフワした事を書こうと思っております。

Gemini杯で「ブレイクできた」ということは私にとって言い表す事が出来ないほどに嬉しかったことです。これはJointB、チーム全体としての目標でした。そこまで高い目標ではないと感じる方もいるかもしれませんが、ずっとブレイクできなかった私にとって、また、練習機会が少ないJointチームとしてはブレイクは一つの大きな壁でした。ブレイクアナウンスメントの際にJointBの文字がスクリーンに映し出された時は、嬉しさと驚きと他のよくわからない感情が入混ざった気持ちになりました。正直その時のことはよく覚えていません。ただ、Gakugeiの後輩のみんなにもこの瞬間を味わって欲しい、そんな後輩の姿を見たい、と大会を終えた今は強く思っています。Gakugeiは2代目となる1年生がサークルに入り、人数も増えました。ですが、練習場所がない、ジャッジが足りない、サークル運営がうまくいかないなど、新興大学らしい問題を多く抱えています。それらの問題の解決に今後力を入れて、後輩達がディベートをもっと頑張れる環境をつくっていきたいです。それに加えて、私達2年生がこれからもディベートを続けていくことで、1年生に何かを教え続けていきたいと思っています。それはマターだとかに限らず、今回のように、ブレイクしたときの感覚やディベートの楽しさ、パートナーの大切さという気持ち的なことでもいいのかなと思ったりします。なぜなら、後輩にもディベートを続けたい、と思える環境にいてほしいからです。私がディベートを続けてきたのは、ブレイクした姿を見せたい先輩がいて、一緒に勝ちたいパートナーがいて、ディベートを楽しめたからです。それがなかったら私はディベート自体続けられていなかったと思います。後輩達にディベートが好きなだけできる環境を作り、ディベートの楽しさを伝える、この2つが先輩としてできる些細なことだと思っています。

最後になりますが、JointBとして一緒に頑張ってくれた茂木と梅澤さん、練習に参加させていただいたHit-u、Titechの同期のみなさんや先輩方、提供ジャッジを快く引き受けてくださったWADの高田さん、いつも練習に付き合ってくださった畠山さん、他にもご指導していただいたり応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

Gakugei 2年 蛭田千穂


こんにちは。一橋大学2年の梅澤美紀です。
私は学芸大の2人、茂木さん(もてちゃん)と蛭田さん(るったん)と組みJoint-Bとして出場しました。内容がかぶる可能性大&私の拙い文章を解読していただくのは申し訳ないので、ぜひ私の感想はさっさと読み飛ばして学芸の2人の感想をじっくりお読みください。

私たちのチームは練習日がなかなか合わせられず、他のチームに比べ練習量は正直少なかったと思います。また、結構ぎりぎりまでプレパの進め方すら定まっていませんでした。こんなこと言うのは大変恐縮なのですが、計画的にブラッシュアップしていくというよりは、最後一週間くらいの追い上げでようやくチームとしてうまく協力できるようになった感じでした。
実は私、最初はそもそもGeminiの出場すら辞退しようと思っていました。Hit-Uでエリミネ落ちしたので。今回参加できたのは、メンバーを1人探していた学芸の2人に拾ってもらえたからです。
普段から週一くらいで 学芸とは一緒に練習しているのですが、2人と組むのは初めてでした。もてちゃんとるったんはこれまでの大会でも組んでおり、お互いのプレパやスピーチの特徴をしっかり把握していました。私は自分の実力が不足している上に、2人とどう意気を合わせていけばいいか分からない状況にありました。最初のうちは私がプレパでいきなり違う話をぶっこんだりして混乱させてしまうこともありましたが、練習を重ねるうちに少しずつ方向性を合わせていくことができたように思います。
大会1日目は、まずは2勝することを目標に臨みました。正直なところ、ブレイクはその上で「できたらいいな」という感覚でした。2ラウンド目でぼろ負けしましたが、そのラウンドでの反省が次のディベートでかなり活き、とりあえず2勝という目標は果たすことができました。(故にもてちゃんとるったんは金髪化を回避したのですが、その点については個人的にちょっと残念です。)そして迎えた4ラウンド目の相手は、Hit-U D。普段一緒に練習しているチームです。お互い2勝という状況で、ブレイクできるかどうかがかかっているラウンド。このチームとはプレGeminiでもあたり、負けた経験がありました。その時の反省点をラウンド前に再確認して臨みました。結果、私たちのチームは勝ちブレイクすることもできたのですが、嬉しいと同時に後ろめたい気持ちも残りました。それは、チームとしてというよりも、私個人の問題からくるものだと思います。プレパの改善やマターの共有などを通じて、チームとして成長してきた感覚は確かにありました。でも、その中で自分がどれだけディベート練習に時間を費やしたか、セカンドとしてチームに貢献できたかを考えると胸を張ることはできませんでした。普段Hit-U Dの皆が遅くまで練習する姿を見てきた私は(おそらく私の想像以上に練習していたと思います)、自分の努力量が圧倒的に少ないことは自覚していました。やはり自分の普段の練習に満足できなければ、結果にも満足できないものなのだと感じました。とはいえ、JPDU練やプレで立て続けに負けていた私たちにとって、チームとしての成長がブレイクという結果につながったことは本当に嬉しかったです。
もてちゃんとるったん、本当にありがとうございました。改めてディベートが楽しいと思わせてくれたチームでした。勝負の分かれ目ともいわれるセカンドというポジションで足を引っ張ってしまいましたが、2人の適格なフォローのおかげでチームとして勝てたのだと思います。
普段一緒に練習してくれたHit-Uの皆、他大の方々にも感謝しています。充実した練習ができたのは、各チームが毎日めちゃくちゃ練習していたからこそだと思います。また、運営やジャッジをしてくださった方々、ありがとうございました。
今後はジャッジをする機会も多くなりますが、私はディベーターとしてもまだまだなので、どちらの練習も続けていきたいと思います。また、自分の時間を削ってまで指導してくださる先輩方を見習って、少しでも後輩の練習に貢献できるよう努力していきたいです。


クロージングセレモニーでの1枚




今までの練習の集大成として臨むGemini杯。個人的にも思い入れの強い大会で、去年はディベ―タ―として茂木さんと同じように「ディベートは一人でやっているのではない」ということをパートナーに教えてもらい、また今年は当日コミとして関わらせていただきました。真剣な顔つきでプレパをする表情がとても印象に残っています。今回の大会に参加された皆さま、そしてディベ―タ―として、ジャッジとして初ブレイクを経験された皆さま、本当におめでとうございます!そして運営の皆さまもお疲れ様でした!!

最後になりますが、今回寄稿文を書いてくださったjointBのみなさん、お忙しい中ありがとうございました!


2016/07/26

2016年度新体制紹介

こんにちは。ブログ担当の田子です。
立て続けの更新になってしまい大変申し訳ありません。ここで遅ればせながら今年1年間JPDUの運営をいたします役員を紹介させていただきます。



2016年度
代表大塚 トム (慶應義塾大学)
副代表吉井 遼太 (神奈川大学)
長洲 彩香 (青山学院大学)
加藤 央士 (東京大学/学習院大学)
小間 悠生 (東京大学)
今井 鷹志 (上智大学)
秦野 加奈 (国際基督教大学)
佐々木 珠音(早稲田大学)
会計矢嶋 優樹 (東京理科大学)
工藤 いぶき (津田塾大学)
国際渉外萩本 千晶 (国際基督教大学)
夏目 佳枝 (慶應義塾大学)
広報吉井 遼太 (神奈川大学)
高須 英夫 (芝浦工業大学)
田子 茜 (神奈川大学)
栢森 結花 (上智大学)
松下 雄樹 (青山学院大学)
夏目 佳枝 (慶應義塾大学)
スポンサー担当松下 雄樹 (青山学院大学)
牧元 桃子 (慶應義塾大学)
佐々木 梨絵 (青山学院大学)
籠橋 直樹 (慶應義塾大学)
石原 麻紗子 (慶應義塾大学)
渡辺 智暁 (東京外国語大学)
地域担当持箸 大輔 (高崎経済大学) – 北関東
今井 幸司 (名古屋大学) – 中部
近藤 千紘 (名古屋大学) – 中部
西川 敦也 (大阪大学) – 関西
北田 瑞希 (九州大学) – 九州
資料秦野 加奈 (国際基督教大学)
松下 雄樹 (青山学院大学)
能川 花澄 (慶應義塾大学)
増田 翔 (慶応義塾大学)
山口 恵実 (お茶の水女子大学)
栗田 啓大 (東京大学)
有元 万結 (東京大学)
土井 菜津季 (東京外国語大学)
練習会担当吉井 遼太 (神奈川大学)
今井 鷹志 (上智大学)
佐々木 珠音 (早稲田大学)
大友 久代 (お茶の水女子大学)
矢嶋 優樹 (東京理科大学)
米田 幸輝 (神奈川大学)
山岡 由佳 (学習院大学)
森本 達也 (慶應義塾大学)
小林 沙衣 (慶應義塾大学)
伊藤 笑翔 (津田塾大学)
花光 美保 (上智大学)
浅野 皓太郎 (慶應義塾大学)
総務
米永 翼 (拓殖大学)
石原 聡美 (首都大学東京)
中原 謙心 (慶應義塾大学)
寺岸 成美 (奈良女子大学)
高原 颯起 (神戸大学)
長原 丈 (成蹊大学)
森沖 卓也 (大阪大学)
水船 公輔 (大阪大学)
千島 奈々 (大阪大学)
岡本 佳奈 (神戸市外国語大学)
水谷 圭介 (早稲田大学)
花岡 由紀 (東京女子大学)
杉本 みさき (首都大学東京)
青木 菜緒 (奈良女子大学)
江上 茉里奈 (聖心女子大学)
速水 友輔 (大阪大学)
村岡 英 (京都大学)
見澤 咲季 (聖心女子大学)
豊田 洋介 (横浜国立大学)
成瀬 唯 (横浜市立大学)
遠藤 誠吾 (上智大学)
落合 真理彩 (聖心女子大学)
吉田 佳音 (青山学院大学)
安澤 香織 (近畿大学)
原 七海 (慶應義塾大学)
野頭 明人 (首都大学東京)
渡辺 航介 (慶応義塾大学)
留河 愛梨 (大阪府立大学)
蛭田 千穂 (東京学芸大学)
都築 光 (一橋大学)
神田 駿介 (慶應義塾大学)
藤井 葉子 (慶応義塾大学)
瀧田 明里 (神戸市外国語大学)
那須 亮太 (南山大学)
巾 静香 (学習院大学)
神 芙美代 (津田塾大学)
酒主 維吹 (慶應義塾大学)
クェートォ・ジュリアス (東京大学)
劉 杉 (名古屋工業大学)
関口 灯 (国際基督教大学)
上田 美祐 (東京理科大学)
田中 葉月 (首都大学東京)
長谷川 彩夏 (成蹊大学)
久保田 治樹 (神奈川大学)
戸塚 悠太郎 (東京工業大学)
木對 玲奈 (慶應義塾大学)
渡邊 綾香 (東京大学)
内野 聡一郎 (九州大学)
臼倉 瑞恵 (学習院大学GUESS)


1年という短い期間ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。

春T・初ジャッジブレイクを経て!

梅雨が明け、季節は本格的な夏になって参りました。
ブログ担当上智大学2年の栢森結花と申します。更新が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

春Tで初めてジャッジブレイクした慶応大学の石原麻沙子さんに寄稿文書いて頂きました!




①ブレイクに向けて何か特別なことはしましたか?(プロセス的な感じ)
②ブレイクの感想
③今後の目標、抱負!
 
 こんにちは、慶應義塾大学2年の石原麻紗子です。まさかJPDUのブログをお願いされることになるとは思わず驚きそして恐れ多いですが素直に嬉しいです。さて、今回の私の務めは幸運にも春Tでジャッジブレイク、そしてGFジャッジをさせて頂いたので、大会ビフォアアフター?を書くことだそうです。なので私なりの春Tにまつわる思い出を書いていきたいと思います(なんとなく、以下3つのテーマはブログ担当の方にお願いされたものをそのまま使用させて頂きます…笑)

1 ブレイクに向けて何をしていたか?
 私は今回ジャッジとして大会に出場するのはほぼ初めて(1年生の6月にプレオーにジャッジとして出ましたがノーカンにしています笑)なので、基礎から学ぶ必要がありました。春Tをジャッジとして出場すると決めた3月の中旬頃から、ジャッジがRFDを内容だけでなくどのような言葉で、どうディベータ―に伝えているかを、観察していました。
 そして、とにかく先輩方にお世話になりました。私がチェアをしたラウンドでは(これは同期にもですが)毎回自分のRFDについての感想を伺って、改善していけるようにしました。更には、SNSで先輩にジャッジについて質問を何回もしたところ、お忙しいはずなのに1つ1つ丁寧に答えてくださり、特に春T前日は言われたことを見返したりノートにまとめてみたりしたので本番そこまで緊張することなくジャッジが出来たのではないかと思います。
 最後に、多分この記事の目的の1つが未来のルーキージャッジに向けてそれとなくブレイクする1つの方針を教えてあげるというものがあると思うのですが(違ったらごめんなさい)、それに関してアドバイスを1つだけ。
体調管理はしっかりしましょう笑 ありふれた言葉すぎて疎かにしがちですが、私も大丈夫だろうと思っていたら春T3日前にいきなり熱を出しました。結果合計でラウンド練習が2回しかできませんでした。直前にラウンド練習できないって結構精神的にも悲しいです。勿論大会に被ってしまったらそれこそ悲しすぎる結末ですが・・・
結論:先輩方本当にありがとうございました。感謝してもしきれません。

2 ブレイクの感想
 一言で表すと、あ「おおおおおやったあーーー!」です笑 前日の夜にブレイクしているか緊張しすぎてあまり寝れなかったので、breaking adjudicatorsの発表で自分の名前が出た時は嬉しすぎて自販機でジュースを買いました。
 ただ、今回は私にとって、ジャッジブレイクしたと分かった時よりもGFジャッジの名前が発表されたときが衝撃を受けました。名だたる先輩方の中に一人2年生の私の名前が入っているのは、嬉しさ2割恐れ多さ8割といった感じで、同期の1人に「まさこいつもなんかあっても何だかんだ元気なのに、今回は本当に緊張してるね」と言われたのを覚えています。でも発表された後に色々な人が声をかけに来てくださったのは嬉しかったです。私の中で憧れであったGFジャッジを春Tで出来たこと、非常に光栄に思います。先輩方のおかげです、本当に。

3 今後の目標、抱負
 ・・・というように割とポジティブに今まで書いてきたものの、今回は実力よりも運に救われたと思っています。自分の中で反省点はいくつもあるし、RFDの質に波があるのも感じています。大会を通して、ディベータ―はジャッジを説得させるために皆毎回本当に真剣なスピーチをしている、それにジャッジとしては真摯に受け止めRFDできっちりと返さなければいけないと感じました。今回ブレイクできたからと言って自惚れず、学び続ける姿勢を大切に、毎回誰からも納得してもらえるようにRFDの質を向上させていきたいと考えています。

以上です春Tに携わった皆様、本当にありがとうございました!



今回記事を書いて下さった石原さん、お忙しい中素敵な記事をありがとうございます!
そしてブレイクおめでとうございます!

私自身は運営に携わりつつ、ディベーターとして春ティーに参加させていただきました。
今後、ジャッジとして参加させて頂く大会が多いので、記事を参考にさせて頂いて努力しようと思います。


これからジャッジブレイクを目指す方々にとって意味のある投稿になっていれば幸いです!




2016/04/29

JPDU 2016始動のご挨拶



先ずは、熊本地震で被災された皆様が1日も早く平穏な生活に戻ることができますよう、心よりお祈りいたします。

さて、桜の花が次第に新緑に変わり、爽やかな風の吹く季節になってまいりました。新年度を迎え、体制も新たに2016年度JPDUの活動もスタートいたしました。

今年度は、ディベートの面白さをより幅広い方に知っていただけるよう、魅力的な記事を作りを目指し尽力していきたいと思っております。

ここで今年度のブログ担当の2人を紹介させて頂きたいと思います。
それでは皆様、1年間よろしくお願い致します。


 栢森結花(ゆいか、又はかやもり)


所属大学: 上智大学(2)
生年月日: 19961226
出身地: 生まれは北海道ですが、育ちは東京です
血液型: 誰にも信じてもらえないけどA
好きな食べ物: ラーメン、お蕎麦、お寿司
嫌いな食べ物: 圧倒的に納豆
好きな言葉: There is always light behind the clouds
最近ハマっている事: 音楽鑑賞とディベート以外なさすぎて自分でビックリですw
強いて言えば深夜から夜明けまでの超長電話?!
今後の抱負: 未熟ですが、ディベーターの方が読んでて楽しい又は何か得るもののあるブログにすると共に、ディベートの面白さを更に伝えて行くことで、ディベートの認知度をあげることに尽力して行きたいと思っております。





田子茜(たごちゃん、たごりん、あかね)


所属大学: 神奈川大学 3(かえるさんのいる学校です)
生年月日: 1995/7/17
出身地: 横浜から出たことがない生粋の浜っ子
血液型: 超分かりやすいAB
好きな食べ物: イチゴとレバー
嫌いな食べ物: みんなが好きそうな甘いもの。甘い味付けのお惣菜。
好きな言葉: 120%の準備と1%の奇跡
最近ハマっている事: セルフネイル!(すごい飽き性なので週3ペースで塗り替えてますw)ずっとハマってるのはファミレスのパフェをお箸で食べることですね!
今後の抱負: 更新を絶やさずに、のんびりと楽しい記事をお届けできるように頑張ります。

2015/09/29

32nd JPDU Tournament 結果報告とCA金川平志郎の寄稿文

皆さんこんにちは。
お団子がおいしい十五夜をどう過ごされましたか。ぼくはバイト先でカレーライスを食べながらお団子に思いを馳せていました。お団子、美味しいですよね。特にみたらし団子は割と何個でも食べられる気がしますが食べ過ぎは太る原因になるので気を付けたいと思います。ブログ担当の吉井です。

ついこの間まで体調を崩しひたすら寝続ける日々を送っていたぼくですが、夏休み最後の思い出だけはしっかりと作りました。
そうです!32nd JPDU Tournament、通称秋Tです。
秋Tに向けて連日練習を重ねた上級生の方や初めてのBP大会という1年生まで、多くのディベーターが夏休み終わり前(おそらく)最後の大会を楽しんでいました。
結果は人それぞれだったと思いますが、続くBP Noviceや梅子杯、NEAO、Japan BPといった大きな大会が続くので皆さん気持ちを切り替えて頑張っていきましょうね。

今回は1.大会結果報告、2.Chief Adjudicator 金川平志郎さんによる寄稿文の二本立てでお送りしたいと思います。


1.大会結果

Champion
Tokyo C
Grand Finalists
WAD A
Tokyo F
Hit-U A
Semi Finalists
Tokyo A
KDS A
WAD C
ICU D
Quarter Finalists
WAD B
Nagoya A
KDS B
KDS D
ICU B
OPU D
Tokyo D
Kyoto A
Best Speaker
Shingo Fujita (WAD A)
2nd Best Speaker
Tatsumi Uchiyama (WAD A)
Fumiko Hirasawa (Tokyo C)
Shin Eto (Hit-U A)
5th Best Speaker
Ryoya Kurauchi (Tokyo C)
Keita Kurita (Tokyo F)
7th Best Speaker
Kengo Matsunaga (Hit-U A)
Chikara Mizokami (Tokyo A)
9th Best Speaker
Yoshito Ato (Tokyo D)
10th Best Speaker
Masahiro Ito (Tokyo F)

Best Adjudicator
Tomoya Yonaga (Hit-U)
2nd best adjudicator
Yasufumi Tozuka (Tokyo)
3rd best adjudicator
Kohei Arakawa (ICU/Hit-U)
4th best adjudicator
Kazuki Tokunaga (Tokyo)
5th best adjudicator
Go Shimizu (Hit-U)
6th best adjudicator
Hirohito Asai (ICU/Tokyo)
7th best adjudicator
Ryo Hayakawa (KDS)
8th best adjudicator
Toshiaki Ikehara (ICU/WAD)
9th best adjudicator
Yusuke Yoshida (Hit-U)
10th best adjudicator
Marina Nakamura (ICU)

2.CA金川平志郎による寄稿文
秋TでCAをつとめました東京工業大学の金川と申します.はじめに,大会に参加されたディベーターの方はお疲れ様でした.また特に,OB・OGの方々,お忙しい中お越しいただき,ありがとうございました.
 さて,寄稿文と言われるとすごいプレッシャーかかりますね.一部のブログの読者からブログにお叱りの言葉を頂いたとかなんとか言われているので更に緊張しますね(これは僕の想像です).僕は一日の終りにちょっと書く感想文的なブログのことをかなり想像していて,そんなマジメな文章は書けないなって思っています.また,なんでもいいから秋Tを通じて思ったことを書いてくれと言われたので,とりあえず思ったことをつらつら書きます.多少僕のような立場の人間が書くと好ましくない事柄が書かれているかもしれませんが,僕は思ったことをつらつら書きます.あとなぜか一人称が僕で始まってしまったので,これ以降は一人称は僕のまま貫きます.

はじめに
 さて,僕は基本的に頼まれたらそんなに断らない質なので,今回もCAやってくれと言われたとき,まあ他に人いないんだったらやってもいいかくらいの気持ちで承諾しました(今はとても後悔しています).ACは,モーションを作ったりアロケを組んだりというのが仕事の大会運営のチームです.「そんなにACとか苦労しないっしょ!」と思っていたので承諾しましたが,甘く見ていました.それは以下に書く2つの理由からです.
1.ACが見つからない!
 はじめに申し上げておくと,今回のACには本当に感謝しております.ほとんどの人が就活等で忙しい中,またはディベートとは距離を置いていたなど等の事情があるなか,ACを引き受けてくれたこと,またその助けをありがたく思っています(おかげで僕はそんなに仕事をしなくてすみました).
しかし,このACになるまでには実は長い道のりがありました.
 先ほど行ったとおりACの仕事はモーションを作ったり,アロケをするということで,その仕事をする上で適した人を選定しなければなりません.もちろん色々と選定の基準には主義主張があると思いますが,僕はモーションを作るための経験や知識,一緒に仕事ができそうか,またどれだけ参加するジャッジやディベーターのことを知っているかだとかを考えて選定しようと考えていました.
 ただ,このACの選定は難航しました.いくつか原因があります:
①就活時期の変更によりインターンシップ・就活で忙しかった
ACをやるであろう現役の大学生は3年生・4年生になる思いますが,就活時期の変更により,時間に余裕のある人が少ないようでした.
②ACになれそうな人→直近の大会でACやってる!
近年多くの大会がAC制をやっていることや,ブレイク実績を持っている人は限られている(人数的にも大学的にも)ということがあるためか,なかなか直近の大会に被せないで人を選ぶというのは難しいものでした.
 こういった事情もあり,AC探しは苦労しました.また特に僕は,いまの3年生の代など,下の代に入ってもらおうという目標があったため,AC選定は難しいものでした.こう言うと老害っぽいですが,いまの3年生はACをできるような実績を持つ人間の競技人口が特に少なく,また3年生以下の代の人はBPでのジャッジブレイクの実績に乏しいということもあり,どうしたものかと考えました.後にまた説明しますが,僕はこの状況に少し不安を覚えました.

2.モーションがなかなか決まらない
 僕は以前BP Noviceという大会でACをやっていたので,まあなんとかなるだろと考えていました.しかし,ここでの失敗は「BP Noviceは,会議を徹夜を何回も繰り返すというブラック企業的な働き方をしていたこと」を忘れていたことでした.そうなのです.相当暇な大学生じゃなければ,そんなやり方はできないのです.そして問題だったのは,今回ACを引き受けた人は私を含め,そんな感じの大学生ではなかったということですね.
大会のひと月前くらいからモーションは作り始めて,モーションの数は増えていったのですが,会議でプレパをしてみるとどうでしょう,たくさんあった自信のあるモーションは,いつのまにかボツのレッテルを貼られて消えていったのでした.こうして大会の一週間前か二週間前から,モーションを更に作るという作業が始まったのでした.またその間にもジャッジテストの採点や就活など色々人によっては大事なイベントもあり,結局徹夜会議などを何回か繰り返すことでようやく今回大会で出したモーションへとたどり着いたのでした(ここで僕がいいたいのはいかに,ACが大変かということではなく,計画性を持って行動しないと大変になりますよってことです).
 大会に出せるモーションは,(主義主張はいろいろあると思いますが),基本的には公平で,かつ参加するディベーターの能力に合ったものだと考えています.またディベートというのが公的な主題に対して賛否を論じる競技であるため,そもそも賛成反対がきちんとできあがる,つまり自然とディベートになるようなものを作る必要があります.今回の大会でも,それを念頭にどんなことが言えるかなとACの間でプレパやリサーチをして会議を行いました.
 またこれは個人的な話となりますが,特に注意したのはバリューモーションです.ありがちなのはTH regrets ~ やTH opposes のような形のもので,これらはとてもモーションを作るのに便利な技なので,つい使いたくなってしまいます.なぜならとりあえず悪そうな社会問題を持ってきたり,とりあえず自分がregretしたいな~って物を持ってきてあげればカンタンにモーションっぽいものができるためです.ただ問題なのは,それがかならずしも良いモーションになるとは限らないということです.
 例えば,TH regrets ~ となっていても,それが誰にとってregretすべきなのかが明確でないものになっているとどうでしょう?おそらく4チームの間で別々の主体に対する価値判断が行われたりするかもしれません.もしくは,大げさな例ですが,死生観だとか人生観のように価値判断に優劣がつけられないもしくは公的な目標・共通したゴールがないようなものが価値判断であるようなモーションは,そもそも「regretしたいやつはして,しないやつはしなければよくね?」のようにディベートが起きない場合があります.
 と,こういう懸念もあってか,今回の大会ではそういうワーディングを使ったモーションは比較的少なくポリシーディベートになるようなモーションが多くなったかととは思います.

結局感想は?
ここからは特に論理的ではない感想というかただ思うところを書いていきます.

1.このままやっていけるのか(AC)
 これは僕がAC選定で手間取ったというのがありますが,現役生のジャッジ実績・ディベーター実績を持つ人間の中だけでACを選定していくのは難しいのかなあと思います.というのもいまの3年生以下の世代の中だけで,実績を持つ人間だけで選ぶと先ほども言ったとおりかなり候補が狭まってしまうためです.またある程度ジャッジでの実績を稼いでいるような4年生は今年で卒業し,社会人となってしまうため,なかなかにこれ以降現役生だけでACを編成するのは難しいのかなあと思います.もちろん社会人をACに入れることがカンタンだというわけでもありませんが.今のような状況が起きているのは色々な原因があると思いますが,国内大会を見れば,昨年卒業されてった代の方々のように,ディベートを長く続ける方が増えたことによって,下級生が実績を稼ぐのが難しい状況が続いたことがあるのかなあと思います.僕が思うのは,あんまり実績だとかなんだとかにうるさく言い過ぎるとそもそもACが作れないという状況にもなりうるので,ほどほどになったほうがいいんじゃねってことです.5人じゃなくてもいいし,前やった人がやってもいいし,社会人でもいいしって感じにですね.
 あとは競技人口をいかに多めにキープするかですね.やはり競技人口が多くないと選ぶプールが少なくなるので,必然的に選定は難しくなります.また特定の大学だけでなく,色々な大学がブレイクするということが望ましいですね.望ましい状況を述べただけで特に解決策はない感想ですが,こうだったらなあと今回ACやって思ったのでとりあえずここに記します.

2.ディベーターの質とジャッジの質
 大会を通して思ったのは,一つの大会で,強いディベーターと良いジャッジはなかなか両立しないなということです.これは日本の大会では秋から冬にかけて起こる現象で,ディベートを引退するぞ(実際にするかはさておき)の大会の引退前の駆け込み需要(?)で大会に出る上級生が多くなる時期だからだと僕は認識しております.春Tや今回の大会では,社会人や大学院生のジャッジが多かったため,ある程度はその両立ができたと思っていますが,現役の大学生だけでは不可能だったなあと思います.このまま社会人や大学院生に頼る構造はそんなに長く続かないんじゃないかなあというのが今思っていることです.
 もちろんディベート界としては,経験ある社会人や大学院生の参加が多いほうが,好ましい状況ではあると思います.某OBの方のように,平日の夜にディベートを教えてくださる方や,大会でジャッジをしてくださる方から学ぶことがとても多いからです.しかし同時に,現役生は現役生で社会人に頼らなくてもやっていける構造を作っておかないとまずいんじゃないかなあと思うわけであります.いつお仕事でいなくなるかわからないですからね.
 そこで僕がいいたいのはもっとジャッジをしようということです.もちろんジャッジ以外にも色々改善しなければならないところはありますが,とりあえず書いときます.
 これは,提供ジャッジを先輩に任せてディベーターとして大会でまくるということを考えなおせということでもありますが,もっと大切なのは,普段の練習からジャッジをきちんとやることですね.
 ジャッジは必ずしも面倒くさい裏仕事ではありません.ジャッジになったとき,とりあえずよくわかんないモーション出してみるとかじゃなくて,きちんと練習になるモーションかを考えてみたり,ラウンドが始まる前にディベーターと同じようにプレパしてみるだけでもディベーターとしてのスキルを磨く練習にもなると思います.またディベートそんな興味ないけど(あってもいいですが)英語力鍛えたいって人はRFDを,ディベーターがスピーチをつくるがごとく英語で準備してみると良いと思います.ジャッジングから学ぶことはたくさんあります.ジャッジを通して他人の良い所・悪い所を批評することは,自分のスピーチを省みるいい機会になります.
 もちろんジャッジもディベーターと同じように,自分だけでは何が悪いのかわからないことが多いと思うので,先輩と一緒にラウンドに入ったりだとか,ディベーターからのジャッジングに対するフィードバックをもらって改善していくようにしていきましょう.先輩がいないとか,自主練したいなんて人はAC見解などのある大会のジャッジテストの動画をみたりすればいいんじゃないかと思います.あと基本的にジャッジは英語の耳ができてないと難しいので,英語のリスニング力を鍛えるというありがちなトレーニングも必要ですね.海外ディベーターの動画にチャレンジしてみるのもいいと思います.
 またディベーターの人は,ジャッジに対して建設的なアドバイスを上げることを意識しましょう.練習の試合で負けにされたからといってブチ切れて噛み付いていたのでは,相手を非難しているだけで意味がありません.噛み付いて終わりではなく,大切なのはそのジャッジングでなにが分からなかったのか,どういう風にすれば改善できたのかということを教えてあげることです.ジャッジも練習に参加している一員ですので,ディベーターと同様に自身を改善する機会が与えられて然るべきだと思います.「おまえは下手くそ!」しか言ってこないジャッジがいたらイラッとするでしょう?練習は,フィードバックをくれるジャッジにとってもまた練習なのだということを意識しましょう.

おわりに
 ジャッジの評価の仕方は,ディベーターのスピーチを形作っていきます.仮にこのコミュニティがイラジャばっかりだったら,そのイラジャを説得する方向をディベーターは模索していきます.現実的にそのようなことは無いとは思いますが,強いディベートのコミュニティになっていくためには,コミュニティのジャッジのレベルが向上していくのが好ましいのかなと思います.
 個人的には先程述べたジャッジの質とディベーターの質が両立するようなコミュニティは大会が後腐れがなくていいなあと思っているので,そういう方向性に向かって行ったらいいなとおもいます.みんなジャッジも頑張って,サステイナブルなディベート界にコミットしよう(意識爆上げ).



金川さん素敵な文章ありがとうございました。
ジャッジ不足、コミ不足(僕の思い)は共に悩みの種ですね。
これからのディベート界が明るくなるように、ぼくも少しずつジャッジに挑戦していこうと思いました!
ではみなさんも、素敵な後期生活を!