2012/05/07

第3回JPDU会議の様子

5月4日、東京工業大学でJPDU会議が開かれました。ゴールデンウィークの真っ最中ではありましたが、およそ20人の役員が集まりました。

第3回会議の様子

会議を進めるJPDU代表 高柳(国際基督教大学4年)

左:副代表 林(早稲田大学3年) 中央:代表 高柳(国際基督教大学4年)

第3回会議では、過去2回の会議でも話し合われていた秋トーナメント(秋T)のBP化についての議論に再び多くの時間が割かれました。先日JPDUは秋TのBP化についてメーリングリストを通じて各大学に意見調査を行い、そこで新たに得られた各大学の実情が議論をする上での重要な参考資料となりました。

BP Style*は世界大会といった多くの国際大会で採用されているディベートスタイルです。そのため、各大学が重要視している秋Tのスタイルを、主に日本国内と北米でしか扱われていないNA Style**からBP Styleに移行することは、日本人が国際大会で活躍するためのさらなるスキルアップにつながり、秋TをBP Styleにする意義は非常に大きいです。しかし、一方で、BP Styleのラウンドを行うためにはジャッジを含めて9人必要で、部員数の足りていない新興大学にとってはこのことが大きな障壁となっています。議論の結果は後日、PDML及び公式ウェブサイトでお知らせする予定となっています。是非、チェックしてみてくださいね。

以下、第3回会議で上がった議題のリストです。

第3回会議での議題
(1)春トーナメントの結果報告
(2)Pre-Australsについて
(3)PDMLの普及について
(4)秋トーナメントのBP化について
(5)夏セミナーの運営役員決め
(6)会場提供のルール

会議の後は役員同士の親睦を深めるために、食事会が開かれました。ディベートの大会や練習会でしばしば顔をあわせることがあるといっても、やはり違う大学出身の人と仲良くなるには時間がかかります。こうした親睦会を通して、役員同士の絆が深まり、大会やセミナーの運営を円滑に進めるための糧となればいいですね。

次回6月に開催される会議の様子や、議題のリストはまたこちらで公開する予定となっています。是非、今後もチェックしていってくださいね。それではまた。

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*BP Styleとは、British Parliamentary Styleのことで、2人から構成される4チーム(計8人のディベーター)が肯定側・否定側に分かれて議論を行うディベートのスタイルです。北東アジア大会や世界大会など多くの国際大会で採用されているのが特徴ですが、試合を行うのにジャッジを含めて9人必要であり、戦略がNA StyleやAsian Styleに比べて複雑であるという側面もあります。

**NA Styleとは、North American Styleのことで、2人から構成される2チーム(計4人のディベーター)が肯定側・否定側に分かれて議論を行うディベートのスタイルです。試合に必要な人数が5人であるため部員数が少ない大学でも練習しやすく、日本国内では広く普及しています。しかし、NA Styleで開かれている国際大会がほとんどないため、事実上国内大会専用のスタイルとなってしまっています。秋トーナメントは例年このNA Styleを採用してきています。


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