2014/10/26

JPDU Summer Seminarが開催されました

こんにちは、blog担当の高橋です。

今日は、9月5日から7日まで国立オリンピックセンター、代々木八幡区民会館、文京区区民センター、文京区区民会議室で開催されたJPDU Summer Seminar(通称、夏セミ)についての報告を致します。

夏セミは毎年夏季に開かれるJPDU主催のディベートセミナーです。今回も30以上の大学から150人以上のディベーターが参加する大規模なセミナーとなりました。今年は韓国のKorea UniversityよりHyewon Noelle Rhoさんにレクチャラーとして参加していただき、日本の各大学から参加していただいたレクチャラーと共にレベルの高いレクチャーを提供しました。また、初級、中級、上級それぞれのコースでラボ制が導入され、参加者のディベーターは特定のレクチャラーに集中して指導を受けました。参加者の方々はレクチャー、ディベート、レセプションを通じてディベートのスキルを向上させ、様々なディベーターとの交流が深めていました。

レセプションの様子

最後に、実行委員長(TD)を務めた新居直央子さんのメッセージをご紹介したいと思います。
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JPDU Summer Seminar2014におきましてTotal DirectorTD・実行委員長)を務めさせていただきました、国際基督教大学4年の新居直央子と申します。
普段あまり表に出てこないコミ側の人間として、ブログという機会を頂けてとても光栄です。ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、運営した感想を少しだけシェアさせて頂きます。

運営で一番大変なのは、やりたいことと出来ることのギャップに苦しむことだと思います。
その最たるものが会場です。今回の夏セミ最大の特徴は、史上初の複数会場実施でした(二度と起こらないことを祈ります、笑)。理由は簡単、オリンピックセンターの部屋を十分に確保することが出来なかったからです。TD就任直後、会場引き継ぎを見た時の衝撃は忘れません。例年の3分の1くらいしか教室数がない、え???
今話題になっていますが、会場の確保というのはかなり厳しいのが現実です。その一因にはやはりディベートの認知度の低さも関係があると思います。例えば100人がディベートするために必要なのは、100人部屋1つではなく4人入る部屋が25個。一般の方にはそのイメージが伝わりづらく、ディベートするために部屋を貸して下さいとお願いしても、やたら施設を占拠する団体として不審な目で見られる事が多くあります。
会場が分かれたことにより別の制約もうまれます。ラボ配置・ラウンド数・タイムスケジュール・・・それでいて参加者内でセミナー内容に不公平が出ないようにもしなければいけません。頭はこんがらがるし引き継ぎ書も役に立たない(´・ω・`)

他にも欲を言ったらキリがありません。食堂があと30分早く空けば効率的なスケジュールが組めるのに、部屋の人数制限がなければレクチャー受けられる人を増やせるのに、交通費がもっと安ければ参加費を下げられるのに、等々。

それをどうにか出来ることの中でベストを探すのが、運営の仕事です。コミみんなで意見を出し合って、喧嘩して、協力して、最終的に夏セミ3日間を無事乗り越えることが出来たのだと思います。
参加者のみなさんは大満足してくれた人もいれば不満に思ってしまった人もいると思います。もちろん不手際や考えの至らなさなど素直に反省すべき点も多いですが、想定された中ではかなりベターなセミナーを提供できたのではないかなと思っています。その裏には、コミの「少しでも良いディベート環境を提供したい」という強い気持ちがあったことを知ってもらえれば嬉しいなと思います。結局はコミもディベーターですから、ディベートが好きで好きで仕方ないんですよね。


セミナーの経験がどれだけ参加者の皆さんの役に立てたか、あるいは立てなかったか、その効果を具体的に測ることはできません。しかし、きっと何か学んだことを将来活かしてくれるだろうと信じています。


コミ・レクチャラーの方々
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私もTDやコミの経験がありますが、一つの大会やイベントを実現することは本当に大変だと感じたことを記憶しています。
新居さんをはじめとしたコミやレクチャラーの方々、本当にお疲れ様でした!

それでは。


2014/10/24

JPDU Japan Pre-Australs 2014


こんにちは!blog担当の高橋です。 

今回は621()に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで行われました、JPDU Japan Pre-Australsの報告をさせていただきます。この大会は年間でJPDU主催大会で唯一Australasian Styleという形式が採用されています。1日開催のオープン大会で、多くのディベーターが大学や学年の枠を超えてチームを結成し参加しました。

結果は以下の通りです。

Champion
Tomgun Stanley (Mitsushi Ono, Sayaka Nakano, Thomas Mallon) 

Finalist
Advance to Boardwalk (Akira Kato, Ryoya Kurauchi, Shota Ido) 

GF Best Speaker
Akira Kato (Advance to Boardwalk)

<Speakers Prize> 
Best Speakers: Thomas Mallon (Tomgun Stanley), Mitsushi Ono (Tomgun Stanley) 
3rd Best Speakers: Akira Kato (Advance to Boardwalk), Takeru Uchiyama (TitechA)
5th Best Speaker: Ryoya Kurauchi (Advance to Boardwalk) 
6th Best Speaker: Masahiro Ito (Titech A) 
7th Best Speaker: Sayaka Nakano (Tomgun Stanley) 
8th Best Speaker:Yuki Oka (Food for the KOJIKI) 
9th Best speakers: Shota Ido (Advance to Boardwalk), Yusuke Niitani (Pira Fan Club) 

<Team Rankings> 
1st: Tomgun Stanley (3wins 827pts)
2nd: Advance to Boardwalk (3wins, 821.33pts) 
3rd: TitechA (2wins, 818.17 pts) 
4th: Pira Fan Club (2wins, 807.17pts) 
5th: ICUA (2wins, 806.83pts) 

<Breaking Adjudicators> 
Ken Kuroki (CA) 
Chukara Mizokami (DCA) 
Darla Cornett (DCA) 
Hiroki Yokoyama (DCA) 
Kowa Niikura (DCA) 
Ryo Hayakawa 
Kuwa Inokuchi 
Fumiaki Todo 
Kanako Hayashi 
Hiroki Nakajou 
Tomoaki Tanaka 
Toshiki Sogabe

となりました。

この大会に関しては印象に残ったことがあります。それは前述の通り、多くの大学や学年の枠を超えてディベーターやジャッジが活躍したことです。優勝したTomgun Stanleyの3人は全員が違う所属であり、準優勝したAdvance to Boardwalkは東京大学の学部生・大学院生・卒業生によるチームでした。また、既に大学を卒業されたジャッジやディベーターがブレイクをするなど、本当に様々な人が活躍していたのが印象的でした。
このように大学や世代が入り乱れて、盛り上がるのも良いものですね。


さて、最後に今回の大会を運営してくださった方々を紹介します。
 運営委員会(Committee、通称コミ。会場確保や広報、点数集計などを行う)はこちらの方々でした。 


コミの方々


Tournament Director:Tom Ohtsuka (慶應義塾大学) 
Vice Tournament Director:Kasumi Nogawa (慶應義塾大学) 
Communication Director:Ayaka Nagasu  (青山学院大学) 
Financial Director:Takuma Yamagishi (東京大学) 
Media Director:Marie Shimoda (早稲田大学) 
Tournament Coordinator:Mari Hosoya (上智大学) 
Tabulation Director:Ryo Hoshino (一橋大学) 
Vice Tabulation Director:Daisuke Ujiie (東京工業大学)
Supervisor: Nao Tsugawa (一橋大学)

審査委員会(Adjudication Core、通称AC陣。議題作成、審査員評価を行う)はこちらの方々でした。

 Chief Adjudicator: Ken Kuroki (国際基督教大学) 
Deputy Chief Adjudicator:Chikara Mizokami (東京大学)
Darla Cornett (上智大学) 
Hiroki Yokoyama (京都大学) 
Kowa Niikura (東京大学/早稲田大学) 
でした。

大会を実際に開催のために、ここで名前を挙げた方々だけでなく、当日コミの方々や会場確保に協力してくださる方々など本当に多くの方々が協力しています。本当に皆さん、お疲れさまでした!